医療関連感染情報の季刊誌 Vol.29 No.1 (最新号)

抗菌薬適正使用を“実践できる” 薬剤師を目指して
OCTPAS から見えてきた課題とこれから

池垣 美奈子(大阪大学大学院医学系研究科 変革的感染制御システム開発学 寄附講座)

薬剤師主導AS の成果と障壁

 抗菌薬適正使用(Antimicrobial Stewardship: AS)は、薬剤耐性(AMR)対策の最も重要な取り組みの一つである。そして、そのAS を支える中心的職種として、薬剤師の存在はますます重要性を増している。薬剤師の介入がAS の成果を左右することは国際的にも明確であり1)、薬剤師主導AS の効果も報告されている。しかし一方で、薬剤師がAS を主導するには依然として多くの障壁が存在する。その1つが卒後に体系的なAS 教育を受ける機会の不足である。

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